鳥取ツアーに行ったとき魚が好きなら「おはよう堂」がヤバイ!との噂を聞いたので友達6人と共にどうヤバイのか確かめに。
市場が連なるその町におはよう堂はあった。入り口には店主が書いたと思われる注意書き。まるで定規で書いたような律儀すぎる手書き文字だけでもちょっと普通じゃないオーラが漂っている。
店内のメニューボードも同じ書体だ。(珍)と書かれた魚はなかなか食べられない珍しい魚らしい。メニューの横に添えられた「おとぼけフェイス」とか「かわゆス」など一言コメントが妙にチャーミング。しかし、店主らしきおじさんはめっちゃ仏頂面でそのギャップも可笑しい。
1749円という微妙な値段設定の炙り鮭刺身定食を頼んだ。高いけど、ヤバそうだから。
黄色い張り紙で「手頃な値段で鮭が食べられる時代は終了しました」と書いてあるのがたまらない。
出てきた炙り鮭刺身のバカデカさに驚愕!
まわりを軽く炙っただけで中は脂の乗った刺身。とてもじゃないがひとりで食いきれる量ではない。
友達はそれぞれ違うメニューをオーダー。鯖の塩焼き定食はデカい半身の塩焼きが2枚!山盛りの炙り秋刀魚!タイの活け造り定食!カニとカニ味噌丼も山盛り!縞牛の舌という魚の刺身はビジュアルすごいけど身は甘くてめっちゃ美味しかった。
確かにヤバイなおはよう堂。最初はスゲースゲー!と盛り上がったが、腹いっぱいになり過ぎて、だんだんみんな口数が少なくなった。ゲフッ。
胸焼けになるほど鮭を食べたの生まれて初めてだ。

TEXT ボギー